川漁師のお店『郷土料理ともん』さんに行ってきました

ノムリエT

2017年08月01日 22:05

ノムリエTです。

7月30日の日曜にタツおうさんカワムツ釣りに行った後に入間市にある『ともん』さんに行ってきました。


『ともん』さんは御主人と息子さん親子二代で川漁師をやられている和食のお店です。
以前から行きたかったのですが自宅から距離のある入間市ということもあり中々行く機会がなかったのですが今日は昼前まで入間市近辺で釣りに興じていたことも有り念願かなってようやく行くことが出来ました。
(千葉県民のタツおうさんが中々付き合ってくれなかったのですがようやく同行してくれましたw)

昼過ぎに釣りを切り上げたのでお店に着いたのは1時過ぎでした。
(営業が1時半迄なのでギリギリセーフ)

郷土料理ともんさんに無事到着です。

(趣のある暖簾です)

店内に入るとご丁寧で気さくな御主人と親切な女将さんに案内されて席について店内を見渡すと魚籠等がところ狭しと飾られていて正に川漁師の店という雰囲気が漂っています。
(イワナとヤマメが入った大きな水槽もあります)

店内は渓流釣りの資料館のようです。

(下部に見えるのはタツおうさんの頭部w)

竹魚籠等の漁具

(歴史を感じますね)

此方は釣り針


(眺めてるだけでも楽しめます)

メニューを受け取り料理に使う食材の説明をお聞きします。此方で出す食材はともんさんの御主人が山や川等で採って来た物なので日によって出せる物が違うのです。

何を注文しようか迷いましたが今回は初めてなので無難に天ぷら定食を注文しました。
(タツおうさんは天然鮎に引かれて鮎付きヤマメ定食)

料理が出て来るまでの時間潰しにと持ってきて頂いた御主人の戸門さんが執筆された本や釣行アルバムを拝見させてもらいました。

2017年の釣行記アルバム

(ちなみに去年のアルバムには昨年の生き物観察教室の時に撮った写真にYちゃんとH姉の姿がありました)

アルバムには尺を軽く超える大イワナ等が沢山写っていて御主人の腕前を感じることが出来ます。
執筆された本は職漁師の歴史や伝統を知ることが出来る内容です。

アルバムや本を見ていたので待時間を感じることなく料理が出て来ました。

ともんさんの天ぷら定食


(季節の山菜や川の幸の天ぷらです)

マタタビを初めてとする山菜の天ぷらは薄衣でサクッと軽い口当たりでとても美味しいです。
川の幸は小鮎に川海老に雑魚を揚げたもので此方も素晴らしい味わいです。
山菜と茸のすまし汁も上品な味でしかも具がタップリと入っていてこれまた美味しいです。

川漁師のお店というのでもっと豪快な料理かと思ってましたが此方のお店は本物の和食料理でいい意味で期待を裏切られました。

タツおうさん共々素晴らしい料理を堪能してあっという間に完食してしまいました。

食後は御主人から釣りのお話しをお聞きしているうちに水槽の魚の話題になりイワナと給餌を見せて頂けることになりました。

餌のドジョウ投入!

(一瞬で完食する魚達)

元々が天然魚ですからねドジョウを食べる瞬間は凄いスピードで迫力満点です。
そして体育会系の息子さんも出て来ていただいて更に表の水槽も見せて貰えることになりました。

表の水槽は更に巨大なイワナが沢山入っていて下手な水族館より迫力があります。

こちらには小鮎を入れるとあっという間に食べてしまいました。

巨大イワナ達

(尺位のイワナだと共食いして食べてしまうとのこと(@_@))

井戸水を引いてるそうですが入間市内でイワナを飼う技術も凄いと思ってしまいました。

イワナの給餌を見せて貰ったところで御主人達とお別れしてお店を後にしました。

初訪問した『郷土料理ともん』さんでしたが想像以上によいお店でした。
御主人親子が採って来た食材を本物の腕で料理して味わえる素晴らしいお店でした。またテンカラ等の渓流釣りすきには堪らないお店だと思います。

ただノムリエT的にはひとつ不満がありました。

それは・・・

「昼間来たので酒が飲めなかった」

ということです(笑)

実は天ぷらもなんかもご飯よりお酒と一緒に味わいたい料理だったのです。

おまけにお品書きにはカジカ酒鮎酒が書いてあり呑兵衛のTはお酒が恋しくなってしまいます。

カジカ酒用の焼枯らしたカジカ

(旨そうです)

とは言え同じ呑兵衛のタツおうさんが運転手で酒が飲めない時に昼間から酒飲むことはとても出来ません。おまけにTは「酒は日が暮れてから飲むのものだ」と常日頃思っているので(極まれに付き合いで飲むときもあります)余計に酒を昼間から飲むのとは出来ません。

他にも酒の肴になりそうな料理がお品書きに並んでいるので次回は是非とも夜に行ってお酒と一緒に楽しみたいと思うノムリエTです。


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