ノムリエTです。
※今回は解体シーンなど一部生々しい画像が含まれていますので苦手方は閲覧をご遠慮ください。
わな猟で初めてのイノシシが掛かりました❗
念願の初イノシシゲット
(こんなに早く捕れるとは)
前日牡鹿を捕獲した場所に再度わなをかけ直したので見回りに行くと動く黒っぽい影が…
何か居る…
(熊じゃないよね)
接近してみると体長一メートル以上のイノシシがくくり罠に掛かっておりました。
前脚にガッツリ掛かっているのを確認して近くと
「ブフォーッ!」と吠えながら向かってきます。メチャクチャビビるノムリエT(汗)
近くと逃げ惑う鹿さんと違ってイノシシは此方に向かって来るんですね。
(マジ怖い)
槍とかで仕留める勇気がございませんのでT.T隊員に猟銃で止めてもらうことにします。
猟銃を取りに行くついで解体作業の準備と搬送の助っ人にOさんを呼んで現場に戻ります。
イノシシなので散弾銃の弾はライフリングする高級スラッグ弾を持ってきたT.T隊員が狙いを付けて引き金を引きます。
「ズドーンッ!」という銃声と共に見事イノシシの頭に命中して倒れるイノシシですが倒れてもまだ結構暴れているので止めにもう一発撃つことになりました。
T.T隊員が銃で止め刺ししました。
(猟銃でもイノシシは怖いとのこと)
二発目も見事命中してイノシシは息絶えました。
動かなくなったのを確認してナイフを入れて放血をします。
ナイフを入れて放血を行います。
(イノシシの皮膚が固くて刃を入れるのが大変)
血を出し終わったらワイヤーから外して運び出します。
前脚にガッツリ掛かってました。
(メスの推定60キロくらいのイノシシでした)
くくり罠のパイプは曲がってしまいました。
(イノシシパワー恐るべし)
よく見るとこのイノシシは左後ろ脚の膝から下がありません。どうやら以前にもくくり罠に掛かって脚を引きちぎって脱出したことがある個体の様です。
(三本脚でも生き抜く野生の凄さ)
くくり罠も関節に掛かったりすると脚を切って逃げる獲物を多く結構手足が欠損している獣が捕れることは多いそうです。
捕ったイノシシは駆除の補助金申請のため日付をスプレー書きして写真を取ります。
日付を入れて写真撮影
(栃木県はイノシシ一頭で二万円)
いつものようにKさん宅に運びこんで解体を始めます。
何回か鹿の解体して慣れて来たつもりだったけどイノシシは皮が厚いうえに脂が有るので皮剥ぎも大変です。
(鹿の比ではありません)
分厚いイノシシの皮
(脂身も凄い)
旨そうなイノシシ肉が見えます。
(本当は腹開きの方がいいらしい)
背ロース肉とモモ肉を取り出してからひっくり返して内臓を除去します。
腹側にナイフを入れていきます。
(内臓を切らない様に切ります)
内臓もハツとレバーは取り出して皮を剥いで残りの肉を切り出して解体終了となりました。
此方はモモ肉
(カレーに最適です)
イノシシの解体は鹿以上に大変で時間も四時間以上掛かりました。
(解体はまだまだ修行が必要ですね)
ボタン鍋が楽しみなノムリエTでした。